編集者になるのに役立つ資格とは?おすすめの資格を紹介

編集者になりたいと考えている人なかには、なにか資格が必要なのか気になっている人もいるのではないでしょうか?また、すでに編集者として働いている人のなかには、スキルアップのために資格取得を考えている人もいるでしょう。編集者として働くうえで関連した資格を取ることは、業務で役立つだけでなくスキルのアピールにもなります。この記事では、編集者として働くのにおすすめの資格の種類や特徴について紹介します。

編集者になるにはどんな資格が必要?

編集者になるには、特別な資格は必要ありません。一方で、編集者の仕事はライターの書いた文章に手を加えることも多々あります。編集者として働くためには、読み手にとって分かりやすく説明するために、基礎的な文章力が必要です。必須事項ではありませんが、大学の文系を卒業していることは、編集者として働くうえでのアピールポイントになります。

好奇心が旺盛であることも編集者の資質

編集者の仕事をする場合は、自分の興味のある分野だけでなく、あまり知らない分野の記事を手掛けることもあります。編集者として働くと、さまざまなジャンルを取り扱うシーンが増えるでしょう。さまざまな分野においてよい記事を発信するためには、編集する人自身が内容を詳しく知っている人が大切です。編集者として働くためには、好奇心を広く持つことが大切な資質といえます。

編集者として働くときに役立つ資格とは?

編集の仕事をするときには、必ずしも特定の資格を持っている必要はありません。紙媒体なら出版社、web媒体ならコンテンツ系の企業に就職できれば、編集者として働く機会が増えるはずです。また最近では、フリーランスで編集の仕事をしている人も増えています。

ここでは編集者として働くときに役に立つ資格について紹介します。就職や仕事の応募のときのアピールにもなるので、参考にしてみてください。

校正技能検定

日本エディタースクールが実施している民間資格で、校正にかかわる内容が問われます。編集の仕事は正しい日本語が扱えることが大切なので、根拠を持って原稿の修正をできるようになるでしょう。

DTPエキスパート認証試験

原稿の編集やデザインなどパソコン上で行うDTPに関連した資格です。日本印刷技術協会という民間団体で実施されています。雑誌や書籍のページのレイアウトなど編集の仕事に役立つはずです。

書籍制作技能検定

日本エディタースクールが実施している民間資格で、紙媒体の編集にかかわる知識と技術が問われます。現在は紙の媒体にかかわっていない人でも、将来的に書籍の編集に携わりたいと考えている人は、資格の取得を検討してみてください。

近年はパソコンのスキルが必須

ひと昔前までは、編集作業というと、ライターや作家の原稿に直接修正の赤字を入れるのが普通でした。最近では、紙やwebなど媒体の種類にかかわらず、パソコンによる編集作業が一般的になっています。基礎的なパソコンの扱いができることは、編集者にとって当たり前のスキルとなりつつあります。ここでは、編集の仕事に役立つパソコン関連の資格について紹介します。

マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS)

MOSはマイクロソフト社のWord、Excel、PowerPointなどのスキルに関する資格です。マイクロソフトの製品であるオフィスは、編集の仕事で避けて通ることができません。MOSの資格取得を通して、編集の仕事に必要な基本的な操作を身につけることができるでしょう。

photoshop(フォトショップ)クリエイター能力試験

最近では、一般人でも写真などの画像の加工をする人が増えてきました。フォトショップは、画像編集のソフトの中でもメジャーなものです。フォトショップを専門とするクリエイターがいますが、編集者自身もフォトショップを使いこなせれば、強みとなるはずです。

健康・美容分野では薬事法について知識が必要

webや書籍でも人気のコンテンツであるのが健康や美容の分野です。これらの内容は、読み手の健康に大きな影響を及ぼすため、近年になって、表現の仕方について厳しく論議されるようになりました。

健康や美容分野の文章では、自分でも気付かないうちに誤った表現を使ってしまうことがあるため、細心の注意が必要です。編集者として適切に文章をチェックするために役立つのが、薬事法関連の知識を身につけておくことです(※薬事法は現在薬機法という名称に代わりました)。薬事法は、健康や美容に関する商品やサービスについて定めている法律のことです。

薬事法について具体的に学べば、健康・美容分野でのNG表現が理解できるようになるだけでなく、法律の範囲内の表現についても自分で考えられるようになります。健康や美容分野での編集をする機会のある人は、薬事法を学ぶことで確実にステップアップできるでしょう。

▽まとめ

編集者を目指すのなら、薬事法管理者の資格を取ろう

編集者はさまざまな分野の原稿にかかわるチャンスがあります。特に、数ある分野の中でも人気のある健康や美容分野での編集をする可能性がある人が、ぜひチャレンジしたいのが薬事法管理者です。

薬事法管理者は薬事法に関するスペシャリストです。薬事法の内容は、一般の人からみればあいまいな部分があり、独学で理解するのは難しいとされています。薬事法管理者の資格を取れば、効率よく薬事法について学ぶことができるでしょう。

▽参考情報

http://blog.link-academy.co.jp/20181214_photoshop9
https://mospaso.com/what-is-mos/

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